弔電の相場はいくら?関係性別の目安や送る際の注意点を紹介
#お悔やみ・葬儀・法事・法要
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そこで今回は、一般的な弔電の相場や関係性別の目安、弔電を送る際の注意点について解説します。価格帯別におすすめの台紙も紹介しますので、ぜひ本記事を参考にしてください。
■弔電とは
仕事の関係者や親戚・友人などの訃報を知ったものの、遠方への出張中だったり、健康上の理由で外出が難しかったりと、さまざまな事情から通夜や葬儀・告別式へ参列できない場合があります。このように、参列はできないけれどご遺族にお悔やみの気持ちを伝えたい、という場合に送る電報を「弔電」といいます。
弔電は、インターネットの電報サービスなどを利用して送ることができます。
■一般的な弔電の相場はいくら?
弔電には相場があり、一般的には3,000円~5,000円程度といわれています。しかし、弔電は金額が重要なのではなく、お悔やみの気持ちを伝えることが大切です。相場は参考程度としてとらえ、文面や台紙のデザインなどに気を配りましょう。
ここでは、価格帯別にe-denpoのおすすめの台紙を紹介しますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。
なお、弔電にかかる費用には台紙料金のほか、文字料金やオプションサービスの利用料金、送料などがありますが、電報サービスを提供する会社によって料金設定は異なります。会社によっては、文字料金や送料を台紙料金に含んでいる場合がありますので、事前に確認することをおすすめします。
※下記で紹介するのは、文字料金を含まない弔電の相場です。
なおe-denpoでは、463文字までの文字料金が台紙料金に含まれております。
◇スタンダードな弔電は、1,000円~3,000円ほど
スタンダードな弔電としてよく選ばれるのは、1,000円~3,000円ほどの物です。この価格帯の弔電には、押し花や刺繡をあしらったデザインの台紙や、線香付きの台紙などもあり、選択肢の幅は比較的広いのが特徴です。
人気の価格帯は2,000円~3,000円ですが、弔電には1,000円台の物もあります。1,000円台の弔電は、シンプルなデザインの台紙が多いです。
【2,000円~3,000円ほどの弔電】
【1,000円台の弔電】
特別な方への弔電の場合は、3,000円~1万円ほど
3,000円~1万円ほどの弔電は、凝ったデザインで高級感のあるものが多くなります。生花やプリザーブドフラワー、ソープフラワーが付属する台紙のほかに、伊万里焼の小皿や漆塗りのケースが付属する台紙もあります。
プリザーブドフラワーやソープフラワーは、そのまま仏前に飾れて扱いやすく、半永久的に美しさを楽しめることから、選ばれるケースが増えています。
これらの弔電は、生前に特に親しかったり、お世話になったりした故人へ、お悔やみの気持ちを伝えたい場合に最適です。
【3,000円~1万円ほどの弔電】
【関係性別】弔電の相場を紹介
先ほどは一般的な弔電の相場を紹介しましたが、弔電は故人との関係性を考慮して、適切な価格のものを選ぶことが大切です。ここでは、親族や親しくされていた方、ビジネス関係の方、友人・知人に分けて、弔電を送る際の相場を紹介します。
◇親族または特に親しい間柄だった方
故人が自分の親族または特に親しくしていた方の場合、弔電の相場は3,000円~1万円程度とされています。
恩師など、お世話になった方への弔電には、通常のシンプルな台紙ではなく押し花や刺繡などがある台紙を選ぶと、弔意をより伝えられます。
◇仕事関係の付き合いがあった方
仕事関係の付き合いがあった方へ弔電を送る際は、3,000円~7,000円程度が相場とされていますが、故人の生前の役職などを考慮して金額を決めましょう。
また、故人が同じ職場の方である場合は職場の方と連名で送り、取引先の方である場合は会社から弔電を送ることがあります。
金額や差出人名については、上司や同僚に相談して決めるとよいでしょう。
◇友人・知人
友人や知人に弔電を送る場合は、1,000円~3,000円程度が相場とされており、台紙はシンプルなものを選ぶことが一般的です。ただし、特に親しくされていた友人には、想いを込めて、特別な弔電を送るとよいでしょう。
弔電を送る際の注意点
最後に、弔電を送る際に気を付けたい注意点などを紹介します。故人やご遺族様に失礼がないよう、以下の点に留意してください。◇弔電の基本ルールを守って送る
弔電は、訃報を知ったらすぐに手配するのが一般的です。その際に守る基本的なルールとして、次のことを覚えておきましょう。
●どこに送るのか?:通夜や葬儀・告別式が行われる場所(斎場やご自宅)に送る。
●いつまでに届けるのか?:一般的には通夜が始まる前までに届ける。通夜に間に合わない場合は、葬儀や告別式の前に届くように手配する。
●差出人の書き方はどうするのか?:差出人と故人の関係がわかるように記載する
(例)南青山高校 2000年卒業生 電報太郎
株式会社KSGインターナショナル 営業部 電報花子、など
●誰宛に送るのか?:喪主宛に送る。喪主氏名が不明な場合は「○○家 ご遺族様」とする。
なお、メッセージに使う故人の敬称は、以下の表を参考にしてください。
- 父
- ご尊父様・お父様・父上様
- 母
- ご母堂様・お母様・母上様
- 祖父
- ご祖父様
- 祖母
- ご祖母様
- 夫
- ご主人様・ご夫君様
- 妻
- 奥様・奥方様・ご令室様・ご令閨様
- 息子
- ご子息様・ご令息様
- 娘
- ご息女様・ご令嬢様
◇忌み言葉を避ける
冠婚葬祭の場で使用を控えるべき言葉を「忌み言葉」といいます。
通夜や葬儀・告別式では、不幸が続くことを連想させる言葉や、不吉な言葉などが忌み言葉とされています。弔電のメッセージでも、忌み言葉を避けるように注意しましょう。
例えば、以下のような言葉は忌み言葉とされています。
●不幸が続くことを連想させる言葉
折り返し、追って、再び、たびたび、重ね重ね、またまた、再三
●不吉な言葉
数字の四や九:四は死、九は苦を意味する不吉な言葉とされる
消える:命が消えてなくなることを連想させる
落ちる:落ちるという言葉はマイナスの表現としてとらえられる
●不幸な言葉
苦しむ、迷う、いよいよ、とんだこと、浮かばれない、続く
※故人が成仏できていない意味になる
また、一般的に使われている言葉でも、特定の宗教では忌み言葉になってしまうものがあります。宗教に合った言い回しを覚えておくとよいでしょう。
●仏教で使ってよい言葉
冥福
※浄土真宗の場合は「冥福を祈る」ではなく「哀悼の意を表します」と伝える
●神道で使ってよい言葉
御霊(みたま)、平安、拝礼
※「供養」「冥福」「成仏」は仏教用語であるため使わず、「御霊のご平安をお祈りします」と伝える
●キリスト教で使ってよい言葉
召天(しょうてん)する ※プロテスタントの場合
帰天(きてん)する ※カトリックの場合
※「お悔やみ」は忌み言葉とされるため、「安らかなお眠りをお祈りします」または「○○様の平安をお祈り致します」と伝える
弔電のメッセージでは、このように言葉や数字、宗教などさまざまなことに気を付けて文面を考えなければなりません。インターネットで電報を手配できるe-denpoであれば、マナーに沿った豊富な文例集からメッセージを選べるため安心です。
◇文字料金・配送料が別途かかる場合もあるため注意
電報サービスを提供している会社は複数ありますが、一般的には台紙料金とは別に、メッセージの文字数によって料金が決まる文字料金が発生します。このほかにオプションサービスの料金や送料がかかるなど、サービスを提供する会社によって料金設定が異なるため注意が必要です。
インターネットで弔電を手配できるe-denpoであれば、文字料金や配送料金はすべて台紙料金に含まれているうえに、従来の弔電と比べて半分以下の価格で送ることができます。
さらに、法人会員向けには供花の手配も取り扱っているため、弔電と供花を一括で手配することも可能です。
会員登録は無料となり、安心してお気軽にご利用いただけます。
■まとめ
どうしても通夜や葬儀・告別式に参列できないという場合にも、弔電を手配すればご遺族にお悔やみの気持ちを伝えられます。弔電には、シンプルな台紙から特別感のある台紙まで種類が豊富にあり、なかには生花やプリザーブドフラワーなどが付属するものも用意されています。
一般的には、3,000円~5,000円程度が弔電の相場といわれていますが、故人との関係性に合わせて目安となる料金を決めることが大切です。故人が会社関係であれば、上司や同僚に相談してから弔電の金額や差出人を決めるとよいでしょう。
また、弔電には送る際の基本的なルールや、避けるべき忌み言葉があります。忌み言葉は宗教によっても異なるため、どのようなメッセージにすればよいか悩むところです。
インターネットで弔電の手配ができるe-denpoなら、マナーに沿った豊富な文例集を用意していますので、安心してお悔やみの気持ちを伝えるメッセージを選べます。
さらに、法人会員であれば高級感のある台紙の弔電と併せて供花も一括で手配でき、電報料金もお得になります。
e-denpoが提供している弔電のラインアップは、こちらのページで検索できますので、ぜひご覧ください。
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