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供花料(御花代)とは?香典や御花料との違いや不祝儀袋のマナーを解説

#お悔やみ・葬儀・法事・法要

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葬儀で用意されるお金の一つとして、供花料というものがあります。しかし「そもそも供花料とは何なのか」「香典や御花料と何が違うのか」とお思いの方も多いでしょう。

今回は供花料について、香典や御花料との違い、渡し方の基本や不祝儀袋のマナー、金額の相場について解説します。供花料のお渡しを検討中の方や、供花料のマナーを勉強したい方は、ぜひ参考にしてください。

■供花料とは?

供花料の読み方は、「きょうかりょう」「くげりょう」です。また、供花料は「御花代(おはなだい)」と呼ばれることもあります。

供花料とは、お通夜や葬儀のときに供花を送る代わり(供花の注文代金)として、ご遺族にお渡しするお金です。ほかにも、お通夜や葬儀に参列できなかった方が、後日香典の代わりとして供花料を送ることがあります。

◇供花料と香典の違い
香典には、故人に供えるお香やお花など、お供えもの全般の代わりとしての役割や、ご遺族の急な出費に対する支援という意味合いがあります。「供花の注文代金」としてお渡しする供花料とは、意味合いが異なる点を理解しておきましょう。

供花料と香典については、どちらかのみをお渡しするケースと両方をお渡しするケースがあります。一般的には香典のみをお渡ししますが、葬儀のあとで訃報を知った場合は、供花料のみをお渡しします。

供花料と香典を両方お渡しするケースは、北海道で特に多く見られるほか、故人と親しい間柄だった場合や、故人に特にお世話になった場合も該当することがあります。地域によって供花料に関する風習が異なる点に注意しましょう。

◇供花料と御花料の違い
「御花料(おはなりょう)」は、キリスト教の葬儀で用意されるお金で、仏式の葬儀での香典のようなものです。供花料(御花代)のように、「供花の注文代金」としての意味は持ちません。

供花料と御花料はよく似た名称ですが、別の役割を持つことを理解しておきましょう。

■供花料の渡し方

供花料は葬儀の受付ではなく、ご遺族に手渡しをするのが基本です。香典は故人に供えるもの、供花料はご遺族にお渡しするもの、といった違いがあるため、供花料と香典をどちらも持参した場合も、供花料はご遺族に直接お渡ししましょう。

ただし「供花料と香典を受付でまとめて渡してほしい」など、ご遺族からの指定がある場合はそれに従ってください。特別な指定がない場合は、ご遺族が忙しくないタイミングを見計らってお渡しします。

■供花料の不祝儀袋に関するマナー

供花料を包もうとしたときに、不祝儀袋の選び方や書き方がわからず、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは供花料の不祝儀袋について、基本マナーを解説します。

◇使用する不祝儀袋の種類
供花料を包む際には、「御霊前」や「御仏前」などの文字が書かれていない不祝儀袋か、無地の白い封筒を使用します。不祝儀袋や封筒は、文房具店、本屋、コンビニ、スーパー、ホームセンター、100円ショップ、ドラッグストアなどで購入可能です。

不祝儀袋の水引は、黒白や双銀(銀一色)の結び切りを選択しましょう。なお、蓮の絵が描かれている不祝儀袋は、仏式の葬儀のみに使用してください。

不祝儀袋の種類については、包む金額が1万円程度までであれば印刷タイプの水引、3万円までなら黒白の水引、3万円を超えるなら双銀の水引のように、金額に合わせて使い分けます。

◇使用する筆記用具の種類
供花料の表書きや名前を書く際には、四十九日までは薄墨の筆記用具を使用しましょう。墨と筆で書くのが正式ですが、なければ薄墨の筆ペンでもかまいません。

弔事で薄墨を使用するのは、「悲しみの涙で墨がにじんだ」というニュアンスを込めるためだといわれています。

なお、筆や筆ペンでうまく書けない場合や、文字をきれいに書くのが苦手な場合は、誰かに代筆をお願いするとよいでしょう。

◇表書きの書き方
不祝儀袋の中央上部に、表書きとして「御花代」または「お花代」と書きます。「供花料」とは書かない点に注意が必要です。

なお、「御花料」「お花料」と書くこともありますが、前述のとおり「御花料」はキリスト教の葬儀で用意されるお金の意味があるため、正確には「御花代」「お花代」のほうがよいでしょう。

◇名前の書き方
不祝儀袋の水引の下には、送り主の苗字と名前を記載しましょう。家を代表して送る場合は、「〇〇家」としてもOKです。

連名で送る場合は、人数や関係性に応じて書き方を調整しましょう。例えば、送り主の人数が2、3人の場合は、不祝儀袋に全員の氏名を入れてもかまいません。

このとき、立場や年齢が上の者から順番に、右から左へと氏名を書くのが基本です。左右のバランスがよくなるように、文字の大きさを調整しながら記載してください。

送り主が4人以上の場合は、代表者氏名だけを書くか、「〇〇一同」という書き方でまとめます。会社から送る場合は、会社名や部署名も併せて記載しましょう。氏名や包んだ金額については、別紙にまとめて不祝儀袋に入れておくとわかりやすいです。

■供花料の相場

供花の代わりに供花料をお渡しする場合、供花と同等の金額を包むのが一般的です。供花の相場が1万5,000円~3万円であるため、供花料も同じくらいの金額を用意しましょう。

供花料を香典の代わりとしてお渡しする場合は、香典の相場に合わせてください。供花料(香典)の相場は、以下のように故人との関係性によって異なります。

・親、兄弟姉妹:10万円
・祖父母:1万円~5万円
・おじ・おば・いとこなどの親族:1万円~3万円
・友人・知人:5,000円~1万円
・会社関係者:5,000円~1万円

基本的には、関係性が近い方ほど供花料の金額も大きくなります。ただし、上記はあくまで相場です。特に親しい方に対しては、上記の金額よりも多めの金額をお渡しすることもあります。

■使用するお札に関するマナー

供花料に使用するお札は、破れや汚れのない旧札を使用するとよいでしょう。慶事では新札を用意しますが、お通夜や葬儀などの弔事で新札を使うのはNGです。「訃報を受ける前に準備していた」「亡くなることを予想していた」という印象を持たれるおそれがあります。

とはいえ、破れている旧札、ひどく汚れている旧札を使用するのは、故人やご遺族に対して失礼にあたります。手持ちの旧札のなかから、比較的きれいなものを選んでください。手持ちに新札しかないときは、一度折り目を付けてから入れることをおすすめします。

■供花料と香典の違い、不祝儀袋の使い方を知っておこう

供花料は、すべての葬儀で必要なわけではありません。宗教や地域によっても扱いが変わることを知っておきましょう。

供花料と香典については特に間違えやすいポイントですので、渡し方の違いに十分に気を付けたいところです。不祝儀袋の取り扱い、表書きや氏名の書き方についても、前もって基本マナーをひと通り覚えておきましょう。

なお、葬儀会場に供花を直接送る場合や、供花と併せて弔電を送る場合は、電報サービスのe-denpoがおすすめです。インターネットやFAXから、供花や弔電を簡単に注文できます。

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