訃報を受けた際の返信マナーを解説!相手別の返信例についても紹介

#お悔やみ・葬儀・法事・法要

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目次

・訃報への返信をする際の基本マナー

・訃報を受けた際の返信例

・葬儀を欠席する場合は、メール返信後に弔電を用意

・訃報の返信マナーを守り、ご遺族に気持ちを伝えよう

突然の訃報を受けた場合、どのように返信すればよいか戸惑うものです。特にメールでの返信は、失礼のないように細心の注意を払う必要があります。マナーに反した言葉遣いとなっていないか、そもそもメールでの返信が適切なのかなど、不安に感じる方も多いでしょう。

本記事では、訃報へのメール返信における基本マナーと、相手別(上司・同僚、取引先、親族、友人)の具体的な返信例を紹介します。また、葬儀に参列できない場合の対応や弔電についても解説します。急な訃報に際し、失礼なく哀悼の意を伝えるための参考にしてください。

訃報への返信をする際の基本マナー

急な訃報に接したときには動揺してしまうものです。しかし、まずは気持ちを落ち着かせ、ご遺族への配慮を欠かさないよう気を付けながら、お悔やみの場にふさわしい返信を心がけてください。

訃報に返信する際は、以下の基本マナーを押さえておきましょう。

◇返信は早めに
メールで訃報を受け取ったら、できるだけ早めに返信しましょう。メールでの返信が遅れると、ご遺族に余計な心配をかけてしまう可能性があります。理想としては、訃報を知った当日中に返信を行いたいところです。

やむを得ず返信が遅れる場合は、通常の文面に加えて、遅れたことへのお詫びを添えましょう。

◇絵文字を使用しない
訃報への返信メールには、絵文字を使わないようにしてください。絵文字を使うと、真意が伝わらなかったり、軽薄な印象を与えてしまったりする可能性があるためです。普段から親しい間柄であっても、訃報の返信には絵文字を用いず、テキストのみで返しましょう。

LINEのようなチャットツールで連絡を受けた場合も、スタンプの使用はNGです。

◇簡潔で丁寧な文章を心がける
訃報への返信は、長文にする必要はありません。時候の挨拶などは省略し、必要な内容のみを簡潔に記載しましょう。

メールには、お悔やみの言葉、葬儀への参列の可否、ご遺族への配慮の言葉などを含めます。返信の時点で葬儀への参列の可否が決まっていない場合は、その旨を伝え、確定次第あらためて連絡することを明記しましょう。

◇亡くなった理由を尋ねない
故人の死因を尋ねるのはマナー違反です。ご遺族にとって、説明したくない事情があるかもしれません。

たとえご遺族から簡単に理由を伝えられた場合でも、こちらから深く尋ねるのは避けましょう。死因の詳細を尋ねることで、ご遺族に負担をかけるおそれがあります。

◇励ましの言葉にも配慮が必要
安易な励ましの言葉は、かえってご遺族の心を傷付けてしまう可能性があります。大切な方を亡くした直後は、深い悲しみのなかにあり、励ましの言葉を受け入れる余裕がない場合が多いものです。「元気を出してください」「頑張ってください」といった言葉は避け、ご遺族の心情に寄り添う表現を心がけましょう。

◇敬称を用いる
お悔やみの返信メールでは、故人への敬称を使用しましょう。用いる敬称は、喪主と亡くなった方の関係性によって異なります。

【敬称の種類】
父:ご尊父様・お父様・父上様
母:ご母堂様・お母様・母上様
祖父:ご祖父様・祖父君
祖母:ご祖母様・祖母君
夫:ご主人様・ご夫君様・旦那様
妻:奥様・奥方様・ご令室様・ご令閨様
息子:ご子息様・ご令息様
娘:ご息女様・ご令嬢様

◇忌み言葉を文面に入れない
訃報の返信メールには、忌み言葉を使わないように注意しましょう。忌み言葉とは、重ね言葉や不幸を連想させる言葉など、お悔やみの場にはふさわしくない言葉のことです。例えば、以下のような言葉が該当します。

【忌み言葉の例】
・重ね言葉:くれぐれも、ますます、たびたび
・不幸を連想させる言葉:苦しむ、終わる
・生死に関する直接的な言葉:死ぬ、死亡、生きる、四、九

忌み言葉の種類や言い換え表現については、以下の記事をご覧ください。

関連記事:
弔電で避けるべき「忌み言葉」とは?宗教別の文例も併せて紹介

◇返信不要の文言を入れる
ご遺族は深い悲しみのなか、葬儀の準備などで大変な状況にあります。メールの最後に「ご返信にはおよびません」といった一文を入れることで、ご遺族の負担を軽減できるでしょう。

◇訃報メールを勝手に転送するのはNG
訃報のメールをご遺族の許可なく他者に転送してはなりません。訃報を伝える範囲、伝えるタイミングは、ご遺族が決めるものです。勝手にメールを拡散すると、ご遺族の意図しない範囲に情報が広まり、迷惑をかけてしまう可能性があります。ご遺族から依頼された場合にのみ、転送するようにしましょう。

訃報を受けた際の返信例

訃報を受けた際は、相手との関係性に応じた適切な表現で返信することが大切です。会社の取引先には、親族や友人への返信よりもフォーマルな表現を使います。友人など親しい相手への返信でも、普段より丁寧な言葉遣いを心がけましょう。以下に、相手別(上司・同僚、取引先、親族、友人)の返信例を紹介します。

◇上司・同僚から訃報を受けた場合
この度は、○○様にご不幸があったと伺いました
略儀ながらメールにてご逝去を悼み 心よりお悔やみ申し上げます
○○様が安らかに永眠されますよう お祈り申し上げます
なお ご多忙かと思いますので ご返信のお気遣いにはおよびません

◇取引先の方から訃報を受けた場合
いつもお世話になっております
株式会社△△の□□です
この度は○○様の訃報に接し 謹んでお悔やみ申し上げます
都合によりご葬儀に伺うことができず 略儀ながら メールでのお悔やみとさせていただきました
あらためまして ○○様のご冥福を心よりお祈り致します
なお ご返信のお気遣いにはおよびません

◇親族から訃報を受けた場合
ご逝去の報に接し 心からお悔やみを申し上げます
○○さんには いつも優しく接していただき 感謝の気持ちでいっぱいです
私に何かお手伝いできることがあったら いつでも連絡してください
ご多忙かと思いますが お身体に気を付けてくださいね
なお ご返信にはおよびません

◇友人から訃報を受けた場合
○○様の突然の訃報に 大変驚いています
ご冥福を心よりお祈り致します
お辛いことと思いますが どうかお身体を大事になさってください
○○様の安らかな旅立ちをお祈り致します
なお ご返信にはお気遣いなくお願いします

葬儀を欠席する場合は、メール返信後に弔電を用意

葬儀に参列できない場合は、訃報への返信メールを送信したあと、弔電の手配を検討しましょう。弔電は、直接参列できない場合でも、お悔やみの気持ちを伝える手段として有効です。電報サービスの「e-denpo」なら、最短で今日中の電報のお届けが可能です。(※一部地域・離島は除きます)

お届け時間の詳細については、以下をご覧ください。

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訃報の返信マナーを守り、ご遺族に気持ちを伝えよう

訃報への返信は、基本マナーを踏まえ、ご遺族の心情に配慮することが大切です。正しい敬称の使い分けや忌み言葉の回避などはもちろん重要ですが、何よりご遺族の感情に寄り添うことを意識してください。亡くなった理由を尋ねたり、安易な励ましの言葉をかけたりすることは、ご遺族の心を傷付けてしまう可能性があるので控えましょう。

葬儀を欠席する際は、メール返信に加えて弔電を送ることで、お悔やみの気持ちを伝えられます。また、弔電の他に、供花を送るのもおすすめです。

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